28 - 3月 - 2011

記念すべきレビューブログ第一回は大好きなホラー映画について書こうと思っていたのだが、なんとなくタイミングが合わず、結局あんまりよく知らないカリスマ俳優の作品レビューになってしまった。 しかし悔やんでも仕方がない。気を取り直していってみよう。 3月3日(ひな祭り)レイトショーにて鑑賞。 なぜレイトショーにしたかというと、チケット代が安いからである。それに尽きる。 安さでいえばレディースデーの方が上なのだが、基本ホラーは自室に閉じこもってひっそり観るのがベストだと思っているので、レディーたちの阿鼻叫喚に包まれながらの観賞は集中を欠く恐れがある。 地元の、昼間はファミリーで賑わっているであろう大型ショッピングセンターの敷地内にある映画館は、夜は面白いほど閑散としていて、ホラーを観るにはうってつけの環境なのだ。 実は1もこの映画館の、同じくレイトショーで観たのだが、観客は私も含め

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25 - 3月 - 2011

世の男性陣から今もなお、圧倒的な支持を受けている松田優作。 殊に演劇に携わる男性が、熱っぽく彼のことを語るときの異様に輝くまなざし。 を、飽きるほど見ているうちに本当に飽きてしまった。 まともに作品を観る前から、いかに彼が天才か、努力家か、数々の伝説をもっているか、あーだこーだとまくしたてられ「へーえ」と気のない返事でもしようものなら 『やっぱりオンナコドモには優作の良さはわからないんだ』 と、失望と優越感がないまぜになったような目で見られるわけだから、食わず嫌いになるのも無理はないのではなかろうか。 どうなんだろうか。ただの偏屈ですか。 そんなわけですっかり観るきっかけを失っていたのだが、10年以上の歳月をかけてコツコツと、私がドン引きしない程度の熱量で松田優作の魅力を説き続けていた夫が、これ観ようぜ、と至極ナチュラルなかんじで差し出してきたのがこの『野獣死すべし』

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