これは吸血鬼のお話である。 相変わらずカバーの説明書きもろくろく読まずに借りてきたので、ぱっと見でゾンビものかと思ったのだが、 厳然たる吸血鬼ものなのであった。 吸血鬼の新機軸に挑んだ作品なのであった。 アラスカにある最果ての町が舞台。 ここには年に一度、30日間全く太陽ののぼらない「極夜」が訪れる。 隣の集落まではおよそ130km。 極夜の間は飛行機も飛ばない。犬ぞりだけが頼りの陸の孤島になる。 なので、住人たちのほとんどは極夜になる前に別の土地に移動する。 600人弱の町の人口は150人ほどに減る。 ジョシュ・ハートネットさん(初対面なのでさん付けにした)演じる主人公は保安官。住人の安全を守るお仕事があるので、当然町に残る。 彼の奥さん(離婚調停中)も保安官だが、よくわかんないけどたぶん勤務地が変わったのだろう。任務を終えて町を出ようとするも空港までの道中事故にあ